日本三名城の大阪城、見どころの一つである、大きさの迫力と威圧感のある「石垣」
あの巨石のいくつかは、400年前に小豆島から切り出されました。
道の駅 大坂城残石記念公園
- 「道の駅 大坂城残石記念公園」って?
- 大坂城の石垣の石は、小豆島のどこから?
- どうやって運んだの?
- 石の大きさは、どのくらいあるの?
- 「道の駅 大坂城残石記念公園」へのアクセス
- 小豆島旅行(飛行機+宿泊)プラン
「道の駅 大坂城残石記念公園」って?
大阪城は豊臣秀吉によって築城されましたが、大坂夏の陣で落城した後、徳川秀忠によって大坂城再築を命じられた諸大名達が石垣造りに使う「花崗岩」の石切丁場として、小豆島や瀬戸内海の島々に設置しました。
その切り出した石の運搬に用いた修羅、巨石輸送の様子を再現、古文書などが「残石棟」「切り出し棟」「運搬棟」「加工棟」で、それぞれアナウンスで説明してくれる資料館になっています。大阪へ運ばれるはずの残った石「残念石」が展示されています。
大坂城の石垣の石は、小豆島のどこから?
小豆島の中でも、いくつもの石切場があり、特に小豆島町岩谷(いわがたに)地区にあるのが島内最大の遺跡「天狗岩丁場跡」を含め6ヶ所が国指定史跡の『大坂城石垣石丁場跡 小豆島石丁場跡』とされています。中でも大天狗岩の推定重量は1,700トンもあり大迫力です。
他にも、県・町指定の史跡もあります。
🔷県指定史跡
・大坂城石垣石切 千軒丁場跡(千軒地区)
・大坂城石垣石切 小瀬原丁場跡(小海地区平尾)
🔷町指定史跡
・大坂城石垣石切 とびがらす丁場跡(小海地区)
・大坂城石垣石切 宮ノ上丁場跡(小海地区)
・大坂城石垣石切 北山丁場跡(小海地区)
今も島には、切り出したのに運ばれなかった石が沢山あり、それを「残念石(ざんねんせき)」と呼ばれるようになりました。また、運搬中に落ちた石も「城が落ちる」とされ利用されないまま残されています。
どうやって運んだの?
陸上では「修羅」を用いたとして、小豆島から100トン以上の石を乗せて瀬戸内海を横断するには「筏」くらいでは確実に沈んでしまうので「船」を利用したはず。。。(個人推測です)でも、どうやって乗せたの?と疑問が残ります。運搬方法は、未だはっきりとは解明はされてはいないようです。
ただ、石切場があるのが、ほぼ海岸部と言うのは納得。
色々な運搬説がある中、『干潮時に船に石材を載せ、満潮で船が浮かび上がるのを待って出航した』の説もあります。
現在なら重機やトラックや運搬船で簡単に運べれるけれど、そんな物がない400年前の人は相当な知恵と工夫があったんだなぁ~って思ってしまいます。
石の大きさは、どのくらいあるの?
🏯大阪城に運ばれた石の大きさランキング
第1位 桜門枡形虎口内【蛸石】 (縦5.5m 横11.7m 表面積59.43㎡)産地:犬島
第2位 京橋門枡形虎口【肥後石】(縦5.5m 横14.0m 表面積54.17㎡)産地:小豆島
第3位 桜門枡形虎口 【振袖石】(縦4.2m 横13.5m 表面積53.85㎡)産地:犬島
第4位 大手門枡形 【見付石】(縦5.1m 横11.0m 表面積47.98㎡)産地:小豆島
第5位 大手門枡形 【二番石】(縦5.3m 横8.0m 表面積37.90㎡)産地:小豆島
第6位 桜門枡形 【碁盤石】(縦5.7m 横6.5m 表面積36.50㎡)産地:北木島?
第7位 京橋門枡形 【二番石】(縦3.8m 横11.5m 表面積36.00㎡)産地:小豆島
第8位 大手門枡形 【三番石】(縦4.9m 横7.9m 表面積35.82㎡)産地:小豆島?
第9位 桜門枡形 【四番石】 (縦6.0m 横5.0m 表面積26.90㎡)不明
第10位 桜門枡形 【竜石】 (縦3.4m 横6.9m 表面積約23.00㎡)産地:沖ノ島
このランキングの中に、小豆島が5つも‼ 小豆島の誇りですね‼
上位は100トン越えで、その石を運んだのが「岡山藩主 池田忠雄」の技術にも圧巻‼
運搬中にも、海に沈んでしまった石とかもあるそうです。想像ですが、もしかしたら【蛸石】よりも大きいのがあったりして?
「道の駅 大坂城残石記念公園」へのアクセス
〒761-4144 香川県小豆郡土庄町小海甲909-1
TEL:0879-65-2865
開館時間:9:00 – 16:30 入館料:無料
休館日:12月29日 – 1月3日
🚗 車:土庄港から車で25分
🚏 バス:土庄港から「小海」下車 徒歩2分
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